2018年7月17日火曜日

初めてのKiCad

こんにちは、最近特に理由もなく昼夜逆転の生活を送っているM1の搆口です。

今回は、私が初めてオープンソースのプリント基板用の統合開発環境KiCad(キーキャド)を導入した話をします。

最近、すこし特別なインバータの開発を行っていたのですが、これまで使っていた基板加工機君では対応しきれない構造にしたい(例えば4層基板や細かい配線)という欲求が沸き上がってきてしまいました。

現在のところお世話になっている基板加工機
 そこで加工業者に依頼することを考え始めたのですが今使っているjwcadではガーバデータを作ることがなかなか面倒であるためプリント基板用のCADに乗り換えることを決意。そこで以下の理由から選んだのがKiCadです。

 KiCadを選んだ理由
①プリント基板用のCADである。
② オープンソースで無料
③トランジスタ技術でたまに特集が組まれる
④偶然、解説書を発見


KiCadのロゴ


書店で出会ったKiCadの解説書
 簡単に触ってみたところKiCadには以下の4つの機能がメインであることが判明。

KiCadのトップ画面


 ①回路図エディタEeschema
回路図を描いてネットリストを作るソフトウェア。素子を配置して回路図を作り、各素子に基板上でのフットプリントを割り当てる。素子とフットプリントのライブラリがついてくるのでICチップ以外は作る必要がなさそう。
② コンポーネントライブラリエディタ
Eeschemaの標準ライブラリにないコンポーネントを製作するソフト

③Pcbnew
PCB基板用のパターンを製作するソフト

④フットプリントエディタ
標準ライブラリ にない、フットプリントを作ることができるソフト。どこかでダウンロードしてきたフットプリントをKiCadで使えるようにするなど

このように基板作成に必要な機能がひとまとめになっていてなかなか便利そうな印象。

そしてざっとパターン図を作ってみたところいい感じにできそうな気配がする結果になりました。まだまだ使いこなせていませんが使いこなせるようになったらまたブログで紹介したいと思います。

試作したパターン図

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