2018年8月29日水曜日

公開講座でワイヤレス給電の実習をしました

こんにちは。ゴーヤチャンプル食べたいD2の石原です。

岡山大学では,一般の方向けに定期的に「公開講座」を開催しています。
先日は,ワイヤレス給電に関しての公開講座がありました。

僕は実習の時間帯を担当講師として僭越ながらお話させて頂きました。

会場の様子
めっちゃ緊張している僕
講義のスタンスは「中学2年生でも理解できるように磁界共鳴型ワイヤレス給電を説明する!」ということで,最も簡単な基礎原理からの説明をしました。

肝心の実習内容は「ワイヤレス給電でLEDを光らせてみよう!」ということで,
インバータやコイル,コンデンサを接続してもらって
実際にワイヤレス給電を体験してもらいました。

一つの送電器でたくさんのLEDを光らせている様子
実習中の様子
当日は僕だけではなく,平木先生や藤森先生を始め,数人の学生さんに手伝ってもらいました。
ツンデレで有名なB4小林くん
呆然と立ち尽くす生粋のYESマンのB4霜村君
藤森研の学生も手伝ってくれました
当日に参加頂いた方の多くは50代・60代・70代なのですが,みなさんとても熱心で圧倒されました。さすがは,現在の日本を造り上げた方々です・・・
僕たちの世代も負けてられないなぁと感じた次第です。

さて,本日のブログはこれで終わりにしようと思います。
最後に公開講座用の実機を僕に作らされている研究室の後輩達の写真でお別れです。笑



手伝って下さった皆さん,本当にありがとうございました!!
それでは!

2018年8月27日月曜日

産業応用部門大会に向け出陣!!

どうも,D2の楠見です.

8月28日~30日に電気学会産業応用部門大会が横浜国立大学で開催されます.
タイトルの通り,今回EPC研究室からはボクが出席し,ポスター発表します.

今回の発表はいつもと違い,
昨年度ボクが参加していたモータ道場を含む,ものづくり道場参加者が集まって研究を紹介しあう,「ものづくり道場セッション」に参加します.

ポスターを印刷して前泊.準備万全!

ボクがポスター発表するものづくり道場セッション
8月28日14:10~16:30 会場:教育文化ホール
内容:スイッチトリラクタンスモータで発生するリップル抑制技術について
トルク・ラジアル力・入力電流に発生するリップルを抑制する巻線電流波形について紹介します.

是非ともお越し下さいませ.

2018年8月10日金曜日

オープンキャンパス!

最近、WPTミニ四駆第1号機完成に向けて忙しかったのに、バイトを3連勤してしまいそのせいで研究室の住人になりかけていたB4の三島です。

昨日と今日、岡山大学ではオープンキャンパスが開催されました。電気通信系学科のオープンキャンパスには研究室紹介があり、だいたい2年に1回?各研究室が当番制で研究室紹介をするそうで今年はEPC研究室も研究室紹介をしました。

そして、パワエレチームではM1の藤木さんとわたくし三島が研究室紹介の進行係となり、ワイヤレス給電とIHクッキングヒーターについて紹介しました。

IHクッキングヒーターの実験をしました!
自分が高校生のとき岡山大学のオープンキャンパスにきて、あれからもう4年もたったと思うと歳をとったというかなんだか悲しい気持ちになってきます(笑)

ワイヤレス給電の紹介をする大先輩藤木さん
ですが、久しぶりに高校生と触れ合えて、たくさんフレッシュさを感じることができたので、少し若返った気分になりました!

これからお盆に入りますが、たくさん遊びつつ合間合間に研究も進めていければなと思います!!

2018年8月7日火曜日

MSP430マイコン 備忘録1 (MSP430F2619)

M2の小西です。

自身の研究で低消費電力マイコンを使いたかったため、色々ぐぐったところTI社のMSP430マイコンなるものがヒットしました。

MSP430について勉強し、組み込み、開発するまでのことを備忘録としてここに残します。(あまり資料が見つからなかった、というのもあります)

本記事では、
 ①エディタのインストール
 ②Lチカ(プログラミング導入)
まで、書きます。

今後、タイマー、PWM、ADC、DAC、I2CやTX/RXまで書ければと思います。

マイコン:MSP430F2619TPM, 16bit, ~16MHz, RAM:4kB, 64-Pin
書き込み機:MSP-TS430PM64 の MSP-FET Flash Emulation Tool

MSP-TS430PM64

MSP-FET Flash Emulation Tool
MSP430 64-pin Target Board


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
①エディタのインストール(ユーザーズガイドやデータシートのDLも)
まずは、開発ツール(MSP-TS430PM64)のメーカーHPから必要なものをダウンロード。

①-(1)メーカー推奨の統合開発環境 Code Composer Studio (CCStudio) IDE を,
メーカーHP > Development Tools (5) > Code Composer Studio™ Integrated Development Environment for MSP Microcontrollers > Download > Download the latest CCS >
から、自身のPCに合ったインストーラをダウンロードします。
【私のPCはwin10 64bit なので、win用 Offline Installer を選択。32bit 版がDLされたが気にせずインストール! 】



①-(2)各種データシートとユーザーズガイド
・MSP430F2619 のデータシート
MSP430F2619TPM > MSP430x241x, 261x Datasheet

・MSP430F2619 のユーザーズガイド


・試作ターゲットボードのデータシード

・デバッグプローブ(MSP-FET Flash Emulation Tool)のユーザーズガイド
ユーザー・ガイド (2) > MSP Debuggers User's Guide

<--------------------------------------------------------------------------------------
(1)でDLした.zipを展開し、CCS_setup ~~.exeを実行。
※インストーラが存在するファイルパスにASCIIコードが含まれていると、インストーラが起動できませんでした。素直にダウンロードフォルダで実効するのが賢いか。
setup.exeを起動

インストールは基本OK連打しとけばいいが、3つ目あたりで「デバイスの選択」を迫られます。 CCStudioはMSP以外のいろんなマイコンの開発もできるっぽいのですが、今回はMSP430シリーズの開発のみなので、写真のように1つだけチェックして次に進みます。
まぁ、ぶっちゃけ「CCStudioのインストール MSP430」でぐぐった方が見やすい資料が出ます。
デバイスの選択 MSP430 ultra-low-power MCUs

インストールできたら起動しましょう。
Code Composer Studio IDE 起動画面

初期起動時にワークスペース(プログラムをまとめたプロジェクトを保存するところ)を設定します。たぶんここもパスにASCIIコードが入っていない方が賢明でしょう。
ワークスペースの設定

CCStudio for MSP で新規プロジェクトを作成しようとすると、下のような画面が出るはず。まず、Target は "MSP430x2xx Family" の中の "MSP430F2619" を選択。 Connection はPCとTarget boardを何で接続するか、を選択します。今回使うキットのMSP-FET Flash Emulation Tool で接続するとき、TI MSP430 USB1 [Default] を選択すれば通信できました。 Project name に任意のプロジェクト名を付けます。
新規プロジェクトの作成

新規プロジェクトが作成されるとこんな感じかと。 main.c にガンガンプログラムを書いていきましょう!!




>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
②Lチカ(プログラミング導入)
今回は押しボタンスイッチ1つ・LED3つを使って、ボタンを押すと光らせるLEDをぐるぐる切り替えるプログラム書きます。これを例にCCSでの書き方やユーザーズガイドのどこを見るかなどを書いていきます。

まずは、回路図。
回路図(青色線から右をブレッドボード上に実装)

そして、実験風景。
実験風景
タクトスイッチを押すことで光るLEDが切り替わっている。
 →  →

→  →  →  

 あとは、とりあえずコードを以下に示します。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

<1行目>
1. #include <msp430.h>     //MSP430F2619TPM
 MSP430シリーズマイコンを使用するためのヘッダーファイル。新規作成したとき
 から書いてあり、別段何かのファイルをコピーしないといけないとかそんなものは
 ない。

<5-10行>
5. // 端子設定 /////////////////////////////////////////////////////////
6. #define test_LED       0b00000001          // P1.0 test_LED
7. #define RED_LED       0b00000001          // P6.0 RED_LED
 ピンの割当て。ここではポートの指定はせず、ピンの指定だけします。Px.0が
 0b00000001であることに注意。


<14行目>
14. void setup() { 初期設定関数の定義開始

<15行目>
15.     WDTCTL = WDTPW + WDTHOLD;       // Stop WathcDog Timer,
 ウォッチドッグタイマ(WDT)を停止させる
 (User's Guide  P.347 10.3.1 WDTCTL, Watchdog Timer+ Register)
 WDTCTLレジスタに書き込むとき上位2byteはパスワードであり常に 0x5AXX としなけ
 ればならず、WDTを停止させるには WDTHOLD を1にせねばならない。なので、
 0xXX80 と 0x5AXX をビット毎加算してWDTCTLに書き込む。
 (もし、WDTISx とかを 0 以外で書きたいなら、適宜 0xXX80 を適切な値にする)
 ※WDTPW と WDTHOLD はどこか(MSP430.h ??)で #define されているっぽい。
User's Guide  P.347  10.3.1 WDTCTL, Watchdog Timer+ Register

<16行目>
16.     SVSCTL &= ~SVSFG;
 低電圧フラグだけをクリア【Supply Voltage Supervisor (SVS)】
 (U. G.  P.340  9.3.1 SVSCTL, SVS Control Register)
 低電圧監視フラグ(SVSFG) は電源電圧が低電圧状態から復帰したときに 1 が立つ。
 次の電圧低下発生を検出できるよう、電源投入後フラグクリアする。

<17行目>
17.    SVSCTL = 0x60 + PORON;
 SVSCTLレジスタの上位4bit(VLDx)でRESETをかける閾値電圧を設定する。
 (U. G.  P.340  9.3.1 SVSCTL, SVS Control Register)
 0x60 (閾値:2.5V指定) を設定し、PORON (0x08) と合わせてSVSCTL に書き込む
 ことで一旦 Power on Reset を起こす。
U. G.  P.340  9.3.1 SVSCTL, SVS Control Register

<18行目>
18.    while(!(SVSCTL & SVSON));               // 電圧監視機能がONになるまで待機
 SVSON ビットはSVSの状態を表し、SVS動作し始めると 1 が立つ。これを利用して
 SVSON ビットが0=電源電圧が立ち上がるまで、の間whileにトラップされる。


<19-21行>
19.     DCOCTL = 0;                                    // Select lowest DCOx and MODx settings
20.     BCSCTL1 = CALBC1_8MHZ;               // Set RSELx
21.    DCOCTL = CALDCO_8MHZ;               // Set DCOx and MODx
 内部の基本クロック周波数を指定する。ここからマスタークロック(MCLK)やサブメ
 インクロック(SMCLK)を持ってくる。
 (U. G.  P.283  5.3.1 DCOCTL, DCO Control Register
 (U. G.  P.283  5.3.2 BCSCTL1, Basic Clock System Control Register 1)
 19行目:一旦DCOCTLを 0 にクリアする(何の意味が? UGがやれと言うので。)

 ═ 基本クロックの決め方 
 DCOCTLの上位3bit(DCOx)とBCSCTL1の下位4bit(RSELx)の組み合わせにて基  
 本クロックは決定され、おおよその目安はデータシートに載っている。           
 (Datasheet  P.42  DCO Frequency)                    
DCOx と RSELx による基本周波数の選択

Datasheet  P.42  DCO Frequency
 ║ただし、1MHZとか16MHZだとかのよく使われる周波数はあらかじめきっかりの
 ║周波数を出すための設定が埋め込まれており、これが CALDCO_8MHZや CALB 
 C1_8MHZ である。DCOをCAL(libration)された8MHZに設定” = CALDCO    
 _8MHZ。                                 
 

20, 21行目:CALDCO_8MHZ や CALBC1_8MHZ を活用して簡単設定♪


<23-35行目>
 各I/Oピンの設定
34.    P6DIR = RED_LED | BLUE_LED | GREEN_LED;     // P6.0, P6.4, P6.7;OUT, the others;IN
35.    P6REN = 0x00;                      // P6 set to Pullup/Pulldown Disable

 (U. G.  P.328  8.2.1 Input Register PxIN:入力データレジスタ
 (U. G.  P.328  8.2.2 Output Registers PxOUT:出力データレジスタ
 (U. G.  P.329  8.2.3 Direction Registers PxDIR:入力/出力決定用レジスタ
 (U. G.  P.329  8.2.4 Pullup/Pulldown Resistor Enable Registers PxREN
             :Pullup/Pulldown のEnable/Disable用データレジスタ
 (U. G.  P.329  8.2.5 Function Select Registers PxSEL and PxSEL2          )
                 :I/O以外の機能指定用データレジスタ
 ①INPUTピンにしたい場合
  1-1 DIR=0; 入力ピン化
  1-2 REN=X; 任意でPullup/Pulldown の Enable/Disableを選択
  1-3 OUT=X; Pullup/Pulldown の 選択 (↑Enableの場合)
 ②OUTPUTピンにしたい場合
  2-1 DIR=1; 出力ピン化
  2-2 OUT=X; High/Lowを書き込む
 ③FUNCTION切り替え
  3-1 DIR=X;機能に適した方を選択 (ADCならINPUT)
  3-2 SEL=1;機能によってはSEL2も変更


<46,47行>
46.   if((P6IN & BUTTON) == BUTTON){          //P6.1のButton は押すとHIGHが入力される

ポート6入力レジスタのBUTTON(0b00000010), すなわち P6.1 の状態を判定


47.       if(i == 0){         P6OUT = RED_LED;   }
ポート6出力レジスタのRED_LED(0b00000001), すなわち P6.0 を HIGHにする



<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>
以上。

2018年8月4日土曜日

夏バテで食欲がないとき



こんにちは。最近ベットの硬さが柔らかすぎることに気が付き、段ボールを敷いて寝ているB4の中川です。
先日私は共同研究先である岡山理科大学を訪問してきました。
今回は研究内容ではなく理科大にある施設についてお話ししたいと思います。
それがこちら!!!!
岡山理科大学にあるレストラン・ハラール

レストラン・ハラールです。

ここ最近夏バテで食欲不振な私でしたが、ここのココナッツミルクカレーは絶品でした。


ちなみにスープ飲み放題もついてきます。

具だくさんのスープ
岡山理科大学までの坂道を登って通うのは大変ですが、一度足を運んでみてはどうでしょうか。





2018年8月3日金曜日

昼間から贅沢

どうも,最近目覚まし時計を振動式に変えて,朝から起きれるようになったD2の白川です.

先週の週末は贅沢にも昼からビールと鉄板焼きを堪能してきました.

今回の主賓は研究室OBの松本君です.
岡山に遊びに来たので,せっかくならと鉄板焼きのお店に向かいました.

在学生で飲み会に参加したのは,M1の藤木君とD2の楠見くん,白川(私)です.

左から藤木,楠見,松本,白川
松本君が卒業してから半年近くたっていることもあって話題は尽きず,13時頃から18時近くまでひたすら飲んで,食べて,しゃべって過ごしました.

ちなみに松本君は就職した先でパワーエレクトロニクスの研究に関係する部署に配属が決まったそうです.研究室で学んだパワエレの知識を生かして今後も頑張ってもらいたいですね!
綺麗に食べつくされた後の鉄板.料理の写真は話に夢中で撮り忘れてました(汗)