2018年3月4日日曜日

実験装置のアイディアスケッチ

突然ですがこのイラスト,何だと思いますか??


こんにちは!
卒研を終えたB4の大矢根です。一昨日は共同研究先の企業様へお邪魔し、研究成果を報告してきました。
上の図は共同研究と卒研のために製作した、とある4MHzインバータのラフスケッチです。

このインバータはM2の板倉先輩と共同で製作したもので、実物は横幅50cm、奥行き35cm程度のサイズです。
放熱板の上には主回路やゲート駆動回路、制御回路など、ごちゃごちゃと基板が満載…

去年の正月前ごろ、この装置の製作に着手するためにゼミで先生に報告する必要がありました。
パーツの配置と寸法を決めるには時間がかかるので、まず全体像を見せようと描いたのが、このイラストです。
ところがそのときはゼミ開始まで20分しかなく、CADで図面を書くには時すでに遅し(汗)
そこでタブレットPCとタッチペンを取り出し、ガガガーーっと描きあげました。

使用したアプリはその名の通り「スケッチパッド」というもので、Windows 10に標準搭載されています。


ここの「Windows Ink ワークスペース」から呼び出せるやつで、タッチペンを使うと筆圧が表現可能!
手書き風タッチで、直感に任せて描いていけます。


上の絵は英文輪講ゼミのためにスケッチパッドで描いたもので、同軸ケーブルを使ってIGBT素子の寄生インダクタンスを測る、TDR測定法の図です。
スケッチパッドでは直線を描けないので正式な設計図を描くには向いていませんが、メモや、ほかの人にアイディアを見せるという使いかたでは、とても重宝しています。

ちなみに、同じくWindows 10に搭載の「ペイント3D」は、まだ使いこなせていません…
来年は、こちらも研究に役立てたいところです(笑)


卒研は、数週間後に発表が迫るという段階で独自の制御方式を搭載したり、開発経験の無いFPGAを使用したりとハラハラドキドキな展開もありました。
それでも何とか、インバータの動作成功までこぎ着けました。

学部生のときから共同研究で構想・設計を担当でき、貴重な体験をさせてくださった先生方に感謝です!

それではーー

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