2018年3月26日月曜日

「プラ電車ワイヤレス給電走行レースコンテスト」本番!!

こんにちは !
最近、花粉症で鼻水が止まらなくて困っているB4の藤木です。

先週の3月23日(金)に東京電機大学で、ついに電子情報通信学会主催「プラ電車ワイヤレス給電走行レースコンテスト」が開催されました!
ちなみに前々回のD1石原さんの投稿に東京に出陣する前夜の様子が書かれていますので、そちらも合わせて御覧ください。
またこの日は大学の卒業式でもありましたが、僕と搆口君は出席しませんでした。(前回の記事での卒業式にいない4年生二人というのは僕らのことです笑)

さて、岡山大学EPC研究室のチームはD1石原さん、楠見さん、白川さん、M1小西さん、B4搆口くんと僕の合計6人でコンテストに挑みました。
コンテストの対戦形式は1対1のトーナメント戦で行われます。
そのトーナメント表がこちら
日本全国から来られていて、なんと沖縄から来ているチームもありましたー!
僕たちは1回戦最後の試合になります。

まず、試合の前に90秒間のショートプレゼンがありました。
ここで自分たちの製作したもののアピールをします!
こちらがショートプレゼンをしている様子

僕たちの車両には、他のほとんどのチームが採用した磁界共鳴型ではなく、電界共鳴型で給電を行っています。
また、この電界共鳴型のシステムをインバータを含め、全て自作しています。
さらに僕たちは、受電電極を超軽量に作り、
その受電電極がマジ軽いということから名付けた
「マジカルウイング」をアピールしました!

手前にあるのが僕たちの車両(車両の下の羽みたいなのがマジカルウイング)

そして、試合になります。
僕たちのチームは順調に駒を進めていき、準決勝までたどり着きました。(1、2回戦の動画上手く取れませんでした。ごめんなさい)
準決勝の相手は東京大学「アーモンドフィッシュ」です。
準決勝の様子を動画でご覧ください。
ちなみに奥が我々岡山大学チームで、手前が相手のチームです。
 僅差で勝利できました!
その前までの試合で東京大学のチームの走りを見ている限りでは負けてしまいそうな感じがしていましたが、何とか勝利できました。

そして、いよいよ決勝戦です。
決勝は、豊橋科学技術大学の「ブチギレ結合器型列車」というチームでした。
決勝の様子も動画でご覧ください。
今回は手前が岡山大学チーム、奥が豊橋科学技術大学チームです。
こちらも今までの試合ですごく速かったのを見ていたのでヒヤヒヤしましたが 、なんとか勝利することができました。

決勝後の様子

ということで、今回のコンテストで僕たちは優勝できました~!
賞状を授与された後の様子

ここまで来るのに冷や汗をかいたりなんてこともありましたが、先生や先生の知り合いの方々、先輩方、同期など多くの方々に助けていただけたからこそ優勝を掴み取れたと思っています。
また、僕自身も非常に多くのことを学ぶことができました。

今回のようなコンテストがあれば、一度参加してみてはどうでしょうか

ではでは~


2018年3月23日金曜日

卒業式

ついにこの時がやってきました!
どうも,槇原敬之のコアなファン板倉です.
春になると「ミタテ」を聞いてセンチメンタルになりますね.

さて,本日平成30年3月23日をもちまして我々修士2年11名ならびに学部4年生10名は卒業の時を迎えました.

卒業式
式典が終わると,会場外では在校生によるお見送りが.
毎回思いますが,この人波をかき分けるのがかなり大変です.
飛び込んでいく人波
人波をかき分け,研究室に戻ると,七戸先生から卒業証書を手渡しでいただきました.
卒業証書授与
通常,平木研の学生は平木先生からいただくのですが,平木先生と四年生二名は不在.さて,卒業式の裏側でどこで何をしていたのか?次のブログにこうご期待ください笑


自分にとって長いようで短い6年間(うち3年は研究生活)でした.
3年間の研究生活は正直楽しいというだけではありませんでした.例えば何日もかけて学会の発表スライドを作って,発表練習でボコボコにされ,徹夜で修正,修正,修正・・・
決して楽なだけの3年間であったとは言えませんが,3年間の研究生活で様々なことを学び,体験でき,とても楽しい3年間であったとは言えます.
もうこの机に向かって,研究することもないと思うと少しセンチメンタルですね.
この机に向かって学んだことを少し生かせるように新天地で頑張りたいと思います.
迷い探し続ける日々が答えになること僕は知っているから
さて,長くなりましたがここでお開きとさせていただきます.それでは聞いてください槇原敬之で遠く遠く.
平木先生,七戸先生,梅谷先生,本当にありがとうございました!
写真は台湾卒業旅行の時のやつ

お元気で!


2018年3月21日水曜日

「プラ電車ワイヤレス給電走行レース」へ出陣!!

こんにちは。研究室一机が汚いやつD1の石原です。

岡山大学EPC研究室は3月23日に東京電機大学で行われる
電子情報通信学会主催「プラ電車ワイヤレス給電走行レース」へ参加します!

このレースは電池を搭載していない模型電車のおもちゃにワイヤレス給電をして
1.5mの距離をいかに速く走り抜くことが出来るかというものです。
出展: IEICE 無線電力伝送研究専門委員会 HP
参加チームは全16チーム,
それぞれ大学や会社といった自ら組織の名前を背負って戦うことになります。

そんなプレッシャーを感じながらも,
B4の藤木君をリーダーに何とかここまで漕ぎ着けました。
一時は全く動かないなんてこともあり,冷や汗をかいたのは良い思い出です。笑

レースにはいろんな細かい制約があり,
その制約の中でコンマ1秒速くゴールさせることにこだわり実機作製しました。

電界共鳴型ワイヤレス給電技術を適用した模型電車
そんなこだわりを持って作製した実機がこちら!!

詳しくは当日に直接お話できればと思いますが,
我々は電極間の電界結合を用いる電界共鳴型ワイヤレス給電技術を用いました。

現在,主流な「磁界共鳴型」はあえて使用せずに「電界共鳴型」で勝負を挑むことにしました。
ちなみに現在の最高速度による動画はこちら


そしてこちらがスローモーションの動画

見づらいかもしれませんが,1.6秒程度で1.5mの距離を走り抜けることに成功しております。
恐らくこれなら当日いい勝負をすることができるのではないかと思っています。

最後にレースに向けて作った実機や工具,測定機材をパッキングしている我々チームのメンバー。



是非とも当日は良い結果をだし,夜には美味しいお酒を飲みましょう!

それでは本日のブログはこれでおしまい。
次回のブログではレースの結果をお知らせできると思います!

もし,レースの記事が出てこなければ,そういこうとだと察してください。笑

それでは~

2018年3月13日火曜日

共同研究旅行 in 富山

4月からの社会人生活に向けて早起きの練習してます,M2一色です.

先日,共同研究でお世話になっている富山の企業様へ成果報告に行ってきました.
今回は成果物があったため,プレゼン資料だけでなく実機を段ボールに入れて持っていきました.
この段ボールがなかなか重く,研究でよく「小型化,小型化」というのですが,小型化だけでなく軽量化も大事だなあ…と思いました.

共同研究を行っているとこのような成果報告会が定期的に行われるため,研究にメリハリがつきますし,報告会ついでに旅行ができます.
報告会のことは書けないので,旅行について書きます.
まずは食べ物.
今回の昼飯は富山名物白エビ天丼.一緒に行った平木先生に奢っていただきました.

午後の報告会を挟んで,夜は社員の方との懇親会.これも平木先生に奢っていただきました.
富山は海の幸が豊富で,めっちゃ美味しかったです.

あと,地酒の日本酒が平木先生の舌に合ったらしく,めっちゃべた褒めしてました(名前は忘れちゃいましたが…)

飲み会後は疲れもあって,ホテルで10時間くらい爆睡しました.
今回は2日目に黒部ダムに行きたかったのですが,冬季は行けないらしく諦めました.
その代わり,もの凄く綺麗な雪山を見れました.写真は撮れてないのですが実物が一番だと思うので,みなさんも機会があればぜひ.

過去に撮った富山での写真を何枚か.
富山城

ガラスの美術館

梅谷先生推しのブラックラーメン.
めっちゃ濃味で,ラーメンをおかずに白飯を食べる感じです.

2008年「ストアデザインアワード最優秀賞」を受賞した世界一美しいスターバックス富山環水公園店

共同研究のおかげで貴重な経験をいっぱいさせていただきました.
この研究は自分の卒業後も続いていくので,いつか技術が実用化されて,お世話になった企業様の利益に繋がることを願います.







2018年3月4日日曜日

実験装置のアイディアスケッチ

突然ですがこのイラスト,何だと思いますか??


こんにちは!
卒研を終えたB4の大矢根です。一昨日は共同研究先の企業様へお邪魔し、研究成果を報告してきました。
上の図は共同研究と卒研のために製作した、とある4MHzインバータのラフスケッチです。

このインバータはM2の板倉先輩と共同で製作したもので、実物は横幅50cm、奥行き35cm程度のサイズです。
放熱板の上には主回路やゲート駆動回路、制御回路など、ごちゃごちゃと基板が満載…

去年の正月前ごろ、この装置の製作に着手するためにゼミで先生に報告する必要がありました。
パーツの配置と寸法を決めるには時間がかかるので、まず全体像を見せようと描いたのが、このイラストです。
ところがそのときはゼミ開始まで20分しかなく、CADで図面を書くには時すでに遅し(汗)
そこでタブレットPCとタッチペンを取り出し、ガガガーーっと描きあげました。

使用したアプリはその名の通り「スケッチパッド」というもので、Windows 10に標準搭載されています。


ここの「Windows Ink ワークスペース」から呼び出せるやつで、タッチペンを使うと筆圧が表現可能!
手書き風タッチで、直感に任せて描いていけます。


上の絵は英文輪講ゼミのためにスケッチパッドで描いたもので、同軸ケーブルを使ってIGBT素子の寄生インダクタンスを測る、TDR測定法の図です。
スケッチパッドでは直線を描けないので正式な設計図を描くには向いていませんが、メモや、ほかの人にアイディアを見せるという使いかたでは、とても重宝しています。

ちなみに、同じくWindows 10に搭載の「ペイント3D」は、まだ使いこなせていません…
来年は、こちらも研究に役立てたいところです(笑)


卒研は、数週間後に発表が迫るという段階で独自の制御方式を搭載したり、開発経験の無いFPGAを使用したりとハラハラドキドキな展開もありました。
それでも何とか、インバータの動作成功までこぎ着けました。

学部生のときから共同研究で構想・設計を担当でき、貴重な体験をさせてくださった先生方に感謝です!

それではーー