2020年11月21日土曜日

第35回パワーエレクトロニクス学会主催 専門講習会に参加!

こんにちは、M1飯田です。しばらくブログの更新ができていなくて申し訳ございません。


さて、本日は、第35回パワーエレクトロニクス学会主催の専門講習会に聴講者として参加しました。

講習会のテーマが「モータとその周辺技術の最前線」ということで、内容は、「モータ」、「インバータドライブ」、「パワーデバイス」、「磁性材料」と、幅広い分野における最新技術に関するものでした。

自分の研究分野であるモータに関する多くの最新技術の動向を知ることができ、とても充実した1日になったと思います。

私自身初めての講習会への参加でしたが、オンライン開催ということもあり、1人で気楽に聴講することができました。また、せっかくの機会なので質疑応答にもいくつかチャレンジしてみました。普段、こういった外部の場で質問する機会はほとんどないので、緊張しましたが、これはこれで良い経験になったと思います。また、いきなり対面の講習会で質問するよりは、オンラインで質問する方が気楽にできるので、ちょうど良い練習の場になったと思います。

今後も、個人としても、EPC研究室としてもこういった講習会に積極的に参加して、EPC研究室全体の技術力向上を目指していきたいです。




2020年11月6日金曜日

MSP430マイコン 備忘録3 (MSP430F2619)

こんにちは。D2の小西です。
かなり長い間記事を書いておらず、久々の投稿になります。
とりあえず、この備忘録も今回で一旦キリが良いところまで来ました。 

<プログラム内容>
本プログラムでは、LPM(Low Power Mode)ごとの違い、DACの使い方、IOピンによる割り込み、について触れる。DAC1にはA0~A2(ADC)の平均値が直接出力され(最もシンプルな入出力関係)、DAC0にはTimerBに紐づいた内部カウンタを利用したアナログ三角波電圧が出力されアナログ的にLEDを調光する。
GPIOピン(P2.4の押しボタン)の立ち下がり割り込みによって入るLPMを切り替える。LPM3ではDCOが停止するため、TimerBのクロックソースもLFXT1Sに切り替える。LPMごとにLEDの調光周波数を変化させて、現在のモードを可視化する。
  P5.4 -> MCLK.....; MCLKを出力・監視
  P5.5-> SMCLK....; SMCLKを出力・監視
  P5.6 -> ACLK.....; ACLKを出力・監視

・Low Power Mode:LPMとは、プロセッサの消費電力を抑えるために、不必要なときには高速なクロックシステム自体を停止させる動作モードのことを指す。モードによって停止するクロックシステムの深度が異なり、より多くのクロックを停止させた方が消費電力を抑制できる。 

MSP430F2619のLPMとクロックシステムの可否の対応を下記に示す。 
Mode        Enable / Disable
Active        CPU, MCLK, SMCLK, DCO        Nothing
LPM0        SMCLK, DCO                          CPU, MCLK are disabled
LPM2        ACLK, DC generator              CPU, MCLK, SMCLK, DCO are disabled.
LPM3        ACLK                              CPU, MCLK, SMCLK, DCO are disabled. DC generator disabled.
LPM4        Non active                             CPU and all clocks disabled


MSP430x2xx Family User's Guide.pdfには、“2.4 Principles for Low-Power Applications Often, the most important factor for reducing power consumption is using the MSP430 clock system to maximize the time in LPM3.“、とある。すなわち、制御周期中にいかに長時間LPM3に潜ることができるかが低消費電力システムを構築する要である。 



ピン配置と役割は以下の通り。
P2.4 -> Push Botton...; 割り込みトリガ用プルアップ押しボタン

P4.0 -> Yellow LED....; TimerBを出力する(ここがLPM復帰のトリガとなる)
P4.1 -> Red LED........; LPM3のときだけ点灯する(ステータス表示)
P4.2 -> Blue LED.......; LEDを調光する三角波がUp modeのときだけ点灯する
P4.3 -> Green LED.....; LPM0のときだけ点灯する(ステータス表示)

P5.4 -> MCLK.....; MCLKを出力・監視
P5.5-> SMCLK.....; SMCLKを出力・監視
P5.6 -> ACLK......; ACLKを出力・監視

P6.0 ~ P6.2 -> 可変抵抗を入力..; ADC入力
P6.6 -> DAC0.....; ADCの変換結果を直接出力する
P6.7 -> DAC1.....; TimerBのカウンタを利用して、アナログ三角波電圧を出力する


まずはフローチャート
TimerBのコンペアマッチが発生すると、LPMから脱出してActive Modeに戻ってくる。アップモードかダウンモードかに従ってTimer counterの値をインクリメント/デクリメントして、アナログ的に三角波を生成する。LPM中にボタン(P2.4)が押されて入れれば、フラグを切り替えて次に入るLPMを切り替える。


次に、回路図。
可変抵抗の中間電位をA0~A2に入力してアナログ指令値を得る。DAC0、DAC1、ポート4に各種LEDを接続する。

また、実験風景。
LEDの役割は図に示した通り。

実験の様子を撮影した動画・結果
左上のプルダウンボタンを押すことでLPM0->(0:06)->LPM3->(0:11)-> LPM0->(0:14)-> LPM3と切り替えている。()内の数字は動画のタイムスタンプを表している。


下記はLPM0のときとLPM3のときの測定結果です。LMP0に入ったときは、MCLKは停止しているがSMCLKは動作している。また、LPM3に入ったときは、MCLK, SMCLKともに停止しており、低消費電力に動作しようとしている。
  LPMode_FLAG = 0 (LPM0)              LPMode_FLAG = 1 (LPM3)

サンプルコード
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Blog: DAC, LPM(GitHub Gist)
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前回の備忘録1,2でも触れた内容については触れず、新しく出てきたところだけ触れていきます。

<52~67行> 
54. DAC12_1CTL |= DAC12SREF_2 + DAC12IR + DAC12AMP_2;
55. DAC12_0CTL |= DAC12SREF_2 + DAC12IR + DAC12AMP_2;
    DA変換器に関する初期設定
 ( U. G. P.588   25. DAC12_xCTL, DAC12 Control Register )
 ・DAC12SREFx : DACに使用する基準電圧を選択する
   00 VREF+    01 VREF+
   10 VeREF+   11 VeREF+

 ・DAC12IR : 許容できる入力電圧の範囲を指定する
   0: DAC12 full-scale output = 3x reference voltage
   1: DAC12 full-scale output = 1x reference voltage

 ・DAC12AMPx : DAC12の入力および出力アンプのセトリング時間と消費電流を選択
                           Input Buffer                Output Buffer
            000         Off DAC12 off,          output high Z
            001         Off DAC12 off,          output 0 V
            010         Low speed/current       Low speed/current
            011         Low speed/current       Medium speed/current
            100         Low speed/current       High speed/current
            101         Medium speed/current    Medium speed/current
            110         Medium speed/current    High speed/current
            111         High  speed/current     High speed/current

66. DAC12_1DAT = 0x000;
 ・DACの出力電圧を決定するレジスタ
  DAC12SREFで指定した基準電圧を4095=2^12-1として、"所望の電圧÷Vref×4095" を指定する。


<71~81行>
73. ADC12CTL0 = SHT1_3 + SHT0_3 + REFON + ADC12ON + MSC;
 ・複数のチャンネルをまとめて変換させるときはMSC(Multiple sample and conversion)ビットを立てる。

80. ADC12MCTL3 = SREF_1 + INCH_10 + EOS;
 ・複数のチャンネルをまとめて変換させるとき、使用する最後のMCTLxに
  EOS(End of Sequence)ビットを立てる。


<91~115行>
103. P5SEL |= MCLK | SMCLK | ACLK;
 ・GPIOのI/Oピン以外の機能を使用する

111. P2IE |= P2LPM; // P2.4 interrupt enabled [JP10]
 ・ポート2の4番ピンの割り込みを許可する

112. P2IES |= P2LPM; // 0: low-to-high edge 1: high-to-low edge
 ・割り込みのトリガ極性を指定する。

113. P2IFG &= ~P2LPM; // P2 IFG cleared
 ・割り込みフラグのクリア


<193行~>
202. __bis_SR_register(GIE); // 汎用割り込み許可
 ・割り込みを使ってLPMから復帰することがほとんどなため必須

206. DAC12_0CTL |= DAC12ENC; // DAC go working
 ・DACを起動・使用可能にする。 停止させれば低消費電力が図れる。


<302~313行>
304. __bis_SR_register(LPMx0_bits + GIE); // Enter LPM0 w/ interrupts 
 ・LPMxに入るときのコマンド。 おそらく、この1行を実行した段階でLPMに入り、
  while文の中ではあるがこのコマンドの行でLPM復帰待ち状態で停止する。


以上。
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これで、MSP430シリーズの最大の売りである低消費電力/LPMを使えるようになりました。
次回は続くかどうかは分かりませんが、I2Cやシリアル通信なんかを使って周辺素子と接続できればなと思います。

2020年10月29日木曜日

ECCE2020 Part2

 こんにちは!M1の畠中です。

松浦君から紹介があったように、先日オンラインでECCE2020に参加しました。

論文の紹介などは松浦君がしてくれたので、僕は初学会の感想を話そうと思います。

今回の学会はオンライン開催ということで、たくさんの参加者の発表を事前資料で確認することができました。この点は通常の学会にない良い点ではないかと感じます。

僕自身も自分に関係のある研究の発表や、日本の大学から参加している同世代の参加者の発表を見ることができ、刺激にもなりました。

私の発表セッションは2日目の日本時間深夜3時からで、起きておくのが辛かったです。

発表に対する質問をリアルタイムで受けたのですが、恥ずかしながら英語が聞き取れず、適切な回答ができたとは言い難い結果に終わってしまいました。(平木先生に助けて頂き、なんとか返答できました、、)

松浦君と同じく苦い経験になってしまいましたが、これもいい経験ということにして次に生かしていきたいです。

欲を言えば、次は海外旅行に行きたいですね。。

今日はこの辺で!

僕の発表スライドです


2020年10月26日月曜日

ECCE2020 Part1

こんにちは!M1の松浦です.

今回は,10/11~10/15に開催された学会(ECCE2020)に参加したので, 
そのことを報告しようと思います. 
これが僕にとってはじめての国際学会,
ですが現地での発表ではなく
今年はオンライン開催,オンデマンド形式となりました.
なので,当日は決められたセッション内で 
座長・聴講者からの質問に答えるという形になっていました.
本当は現地での発表を行いたかったのですが... 

さて,今回は本研究室から川原さん,畠中君,松浦が以下の内容で研究発表を行いました.

Author : Shota Kawahara, Kazuhiro Umetani, Eiji Hiraki 
Title : Analysis and Prediction of AC resistance of Litz Wire with Rectangular Cross-Section
 
Author : Yusuke Hatakenaka, Kazuhiro Umetani, Masataka Ishihara, Eiji Hiraki 
Title : Optimization of Common Source Inductance and Gate-Drain Capacitance for Reducing Gate Voltage Fluctuation after Turn-Off Transition
 
Author : Kodai Matsuura, Masataka Ishihara, Akihiro Konishi, Kazuhiro Umetani, Eiji Hiraki 
Title : Multiple-Transmitter Achieving Load-Independent Transmitter Current and Compensation of Cross-Interference Among Transmitters for Wide Charging Area Wireless Power Transfer Systems 

開催2日目は川原さん,畠中君のセッションが開かれました.
開催時刻は日本時間で午前3,4時頃とかなり厳しい時間だったと思います.
この日のセッションの感想などについては後日記します.

僕が参加したワイヤレス給電のセッションは開催5日目でした.
時刻は日本で午後11時と比較的早かったので良かった方です.
とはいえ,午後11時という遅い時間帯ではありますが,
皆さんそれまで残ってくださいました.
質疑応答ですが,結果として後味の良くない状態で終わってしまいました.
英語も上手く聴き取れず,適切な回答もできず... 
実際に海外の方たちとやりとりすることの難しさを身をもって実感しました.
はじめての国際学会は苦い思いで終わってしまいましたが,どこかでリベンジしたいです.

2020年10月1日木曜日

実験室のエアコン

 こんにちは,M1吉岡です.


先日,実験室に設置されたエアコンの1台が壊れてしまったので

新品に交換されました!


新品ピカピカ

前からあるやつ
フィルターの掃除をしたほうが良さげ・・・

見比べると新品さがより際立ちますね.

最近は空調なしでも過ごしやすい気候ですが,冬には大活躍してくれるはずです!



2020年9月24日木曜日

リモートワークと準備期間

 こんにちは、B4の三宅です。


非常に強いとされた台風10号も過ぎ去り、やっと夏が終わったのかなという感じがします。

既に九月も中旬、自粛期間中はできることも少ないため時間が過ぎるのを早く感じます。

コロナウイルスに関する話題には飽き飽きしてしまいますが、

自粛期間というのは個人的には悪いことばかりでもないと考えています。

社会全体で見てもあらゆることがオンライン、リモートで行われるようになっています。多くの人が、今までリアルでしていたことをオンライン上で行っても問題ない上に便利であると感じているのではないでしょうか?おそらく一部のイベントはコロナウイルスが収束した後でも継続してオンラインで行われることでしょう。場所にこだわらずどこでも作業できる環境というのはアウトドア派の僕としてはとても嬉しいですし、リモート化、オンライン化の波はとても良い流れだと考えています。


もう一つ、自粛期間にはできることが少なくなってしまいますが本当に何もしないということはないのではないかと思います。つまりは何かの準備期間と捉えてもよいのではないか、ということです。ちなみに僕はウクレレを始めました。今まで弦楽器に触れたことが無かったので苦戦しています。コロナウイルスが完全に収束した後には皆がそれぞれ準備したネタを披露するという形になれば面白いかと思います。

スチールと比べ柔らかいナイロン弦だが指が痛い


2020年9月9日水曜日

EPE2020

こんにちは.M2村田です.


本日9/9(水),EPE2020で発表しました.

本来ならば,フランスで発表していたのですが,コロナウイルスの影響でオンラインでの発表となりました.(フランス行きたかったぁ...)


Title: Homogenization of Current Distribution in Parallel Connection of Interleaved Winding Layers of High-Frequency Transformers by Optimizing Distance between Winding Layers

Author: Ryo Murata, Tomohide Shirakawa, Kazuhiro Umetani, Eiji Hiraki, Hiroto Mizutani, Takaaki Takahara, and Osamu Mori




このように,予め録画したプレゼン動画を視聴し,その後,チャットでの質問やビデオ通話での質問に移行します.
チャットでの質問には答えられたのですが,ビデオ通話の質問はうまく聞き取れずチャットでの質問対応にさせていただきました...
音質不良ではありましたが,それ以上にリスニング力の無さを改めて感じました.

学生最後の学会が不完全燃焼に終わり残念ですが,今夜はお酒を飲んで切り替えようと思います.
では.