2018年9月14日金曜日

「ミニ四駆ワイヤレス給電走行レース」本番!!

はいどうも、疲れすぎて歩きながら寝たB4の小林です。

今週水曜日、9月12日に金沢大学で、電気情報通信学会主催「ミニ四駆ワイヤレス給電走行レース」が開催されました!
出陣直前の様子に関しては、前々回のブログにてB4霜村君が書いてくれているので、そちらも併せてご覧ください。

ここからが長いので、早々に本題と参りましょう。
今回岡山大学EPC研究室はD2白川さん、M1藤木さん、B4霜村君、三島君、村田君、僕の6人での参加となりました。
金沢駅の鼓門。駅が凄く綺麗で感動

さて前置きとして、僕らの使用したマシンはというと。
3段加速ミニ四駆 デルターボ でした。
軽量化に軽量化を重ねた車体。レースはまず軽量化とは我らがD2楠見さんの弁
前回のプラレールコンテストで優勝した電界結合方式ではなく、今回は磁界共鳴方式を採用。1ターン受電コイル、3つの送電コイル、3ホイールの車体という3本の柱からなることをもじって、デルターボと名づけられました。
また、今回用いた設備は、インバータから車体、コイルまで全て自作しています。

レースの形式は、予選が3本走ってタイム順で8位まで通過の足切り方式、本戦がトーナメントかつ2本先取のタイマンバトル。

前日徹夜で調整するものの、途中から2回目のコイル切り替えが上手くいかず、1つ目と2つ目のコイルのみ正常に動作する状態で会場へ向かうことに。
不安ながらに臨んだ予選は、準備に手間取ってしまったことで、普段と違う環境に最適化する時間が取れず。2位という悔しい結果に終わります。
エントリーリスト。古今東西、様々な環境からの参加があることが分かります

予選が終わったのち、僕らはある重大な決断をすることになりました。それは3つ目のインバータとコイルを捨てることです。リーダーであるM1藤木さんの決断力が光ります。

それが吉と出るのか凶と出るのか、決勝トーナメント1回戦はスフィンクス・テクノロジーズさんの「6MHz帯磁界共振結合エネルギーを最大限路面に伝える四駆システム”走るスフィンクス”」でした。
それでは動画をどうぞ。
左が僕ら、右が対戦相手です。

無事勝利することが出来ました!
どうやらコイルを減らしたのは正解だったようです。
しかし、6MHzという高周波で移動体に給電し、4mを1秒台で駆け抜けるスフィンクス・テクノロジーズさんの技術力には驚かされるばかりです。

続いて、準決勝の相手は村田機械さんの「タイヤと平行平板を用いたハイブリッド電界結合ミニ四駆」でした。
続けて動画をどうぞ。今回も左が僕ら、右が対戦相手です。

今回は調整も完璧で、圧倒的な走りを見せることが出来ました。
村田機械さんは僕らとの対戦では上手く動かなかったですが、それ以前では1.5秒を切るタイムで走行していました。(しかも、電界結合は個人の趣味でやっているとのこと。凄い人もいるものです)

そして、ついに決勝です。
決勝の相手は、仙台高専さんの「LCブースター方式を駆使した100kHz帯ワイヤレス給電ミニ四駆」でした。
それでは、決勝の様子もどうぞ。
今回は右が僕たち、左が対戦相手です。

仙台高専さんのチームは、走るたびに早くなっていてとても脅威でした……。
しかし、僕らは最大の強敵をはねのけ、優勝できました!

2連覇達成!

当日の朝までバタバタしているなど、デンジャラスな状態も多く続いたミニ四駆レースでしたが、研究室の同期、先輩方、先生方の助け、会場でアドバイスをくれた方々の力などもあって優勝を手にすることが出来ました。
他研究室であるにも関わらず引率に来てくださり、大会中も気にかけてくださった藤森先生にも特別の感謝を述べておきます。

僕としても、このプロジェクトに参加したことで回路のことをより深く知れたこと、そして何より、モノづくりの感動を知れたことにとても感謝しています。

それでは、長文に付き合ってくださりありがとうございました。

<追記>
 大会の時の写真を追加しておきます。
決勝後の様子
表彰式での様子
集合写真 

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